明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

さて
先生は、フーとため息をついてから
話し始めた。

「これから毎日お線香３本と
お水をあげて下さい。

そして、貴方達はもうこの世にいないの

だからどうぞ、なんの心配もいらないから

あちらの世界へ旅立つて下さい。

南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏

と唱えて下さい。」

「はい。その様に致します。」

「それと御狐様の方も毎日お水を上げ

拝んで下さい。これはやっかいな事ですから

私も毎月　お伺いしましょう。」

「先生　わかりました。

あのー質問なんですが。

さっきの武士達なんですが？

馬で和室に帰って行ったと

おっしゃいましたが？

居間と和室

歩いても５mもないので

馬に乗って帰る必要がないと

うーん。僕思うんです。

鎌倉に「下馬よつかど」と言うところが

ありますが、和室の前に下馬と書いて

おけば宜しいでしょうか？」

先生
「下馬と書く？

そんな事書く必要はないですよ。

馬に乗ってんだからしょうがないで
しょう！

そんな事聞かれても

私にも判りませんよ！」

「そうですよねー。」
（うーん。先生。気を悪くしている
ようだ。まずいなー）

丁重に御送りして

それから毎朝　パンパン。

チーン。南無阿弥陀仏　の日々が続いたのである。

そして毎月先生がいらした
ある日の事だった。

続く。


余談です。

以前　鎌倉に住んでいた頃にもいろいろと
ご相談した先生がおりました。

沖縄の座間味島

（那覇から飛行機で３０分
そこから船で４０分くらいです。
クジラが見える　海の透明度のは世界でも有名です。）

でロケに参りました。

帰って来てお得意様との打ち合わせ中に

息が出来なくなりましたです。

翌日が鎌倉の先生にお伺いする日でした。

先生
「昨日胸苦しくなったでしょう。」
「ハイ。息が出来なくなりました。」

「そうでしょうね。沖縄行って来たみたいですね。
そこで１０数人の霊が付いてきたみたいですよ。その内の一人が貴方の心臓
止めようとしたと言ってますから。」

よく行く店の常連客と座間味の話になった時
「夜　バイクに乗っていると
ある場所でライトが消えてしまう」との事。
座間味は沖縄戦よりもひどかったと聞きました。

先生曰く

病院やお寺等行った後は
混雑しているところに行ってから
帰宅しなさい。」と言われました。
お通夜　お葬式の後
真直ぐ帰らずに
厄を落とす。

昔ながらの風習はそれなりに
意味があるのですね。

もう沖縄　サイパン　グアムには行きません。

後お寺とか神社も決まったとこ以外は
拝まない様にしております。