時代はまた、３０数年前の学生時代に戻る。
ユタ大学　コンピュータサイエンス学科
で聴講を終え、

NYでは「セサミストリート」で有名なCTWプロダクションにて

「コンピュータ　アニメーションの幼児番組に於ける可能性」

に関していろいろと学習させて頂いた。

やはり、マイッタのは英語力、
西海岸から東海岸に入ると、
喋るスピードが早い。

先方は私の言葉は判るみたいだが、
こちらの能力は、ヒアリング力を超えている。

「うーん。わかんないなー？」
向こうが笑えば、こちらも、判らず笑う。

完全にティピカル　ジャパニーズになっていた。

次に向うのは、カナダ　映像の巨匠　マクラレーン監督の居るカナダ映画庁　トロントだ。
監督は、マルチスクリーンで有名。イームズの世界もカナダの作品。

ベル研究所訪問もあり、NYでの滞在が長引き、飛行機でなく

列車でモントリオールに
入ることとなった。

夜１１時くらいが出発時刻、グランド　セントラル　ターミナル。

確か、映画アンタッチャブルの銃撃戦が
このステーションだったと思う。

夜、１０時くらいに待っていたが、
そこに、１０人くらいの集団が
やって来た。

中国系の一家族だった。
ワシントンDCに行く番線が判らなかったみたいで、教えてあげた。

「アリガトウ。アリガトウ。オシエテクレテタスカッタ。」

とても感謝された。皆笑顔である。

小さな女の子と男の子が
「同じ中国人なの？」
と笑って聞いて来た。
「いや、僕は日本人だよ。」

すると、子供達の顔が強ばり、
家族達も
冷たい、凍り付いた視線に変わった。

それからは、罵倒する様に罵られた。

「貴様達、日本人が我々中国人の家族達を虐殺したのだ！帰れ！糞日本人！」
と唾まではかれた！

おいおい、それはないだろう。

アメリカに住む韓国人も中国人も
日本人には凄い敵対心を持っている。

思うに、日本人はアジアの１民族だが
マナーを重んじる民族だ。
だから、西欧諸国とも円滑な協調性を尊ぶ国民性だと思う。

大東亜戦争で滅茶苦茶に敗退し、焦土と化した日本は、戦後多くの産業で復活してきた。

やはり、日本人は凄い。いや、今は駄目かもしれないが。

何か、大東亜戦争とは古い。右よりかなー？
右よりで、えらい目に遭ったのを思い出した。

次回は
「小早川一族との対決！真剣白刃取り損ない」をお話しましょう。