翌朝、このところ体の痛みに託けて、
だらしのない生活をしてきたが、朝6時に起きて昨日買ってきた。

榊 お米 それに塩 それにお神酒を
お供えした。

そして今度は仏壇に花をあげてご飯を備え、お祖母様と武士の一段にお水を多くあげ、

この霊たちにこう言い聞かせるのだ

「あなた達は、既にこの世のものではないんです。

ですから、何の心配もいりませんからどうか成仏してください。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」 チーンチーン。

そしてそれから家の外のお清めをする。

すると左の手から何やら、手先から血が逆流するように何かが
入り込んでくるのがわかる。

その時隣の若奥様と目があった。向こうもハッと驚き、
「よいお天気ですね、、、？」

と蘇息さと家に入っていってしまった。

うーん。

ついに隣のおじさん　病から気がふれたか？と思われたかもしれない。

そんな事はどうでもよい。うーん。

あまりにも手の痛みが酷いので、寒川神社に行くことにする。

寒川さんの八方除けを受けに行くのである。

茅ヶ崎から相模線で宮前と言う駅で降りる。

そこから歩いて15分くらいであろうか、、。
風が強い、空は今にも雨が降りそうな黒い雲が追いかけてくるようだ。

手から入った何かが、体に痛みを走らせるようだ。

初めて寒川神社に伺ったが、こんなに大きな神社だとは思ってもみなかった。

厄除け（八方除）のお祓いを社務所でお願いして、2階へ上がった。

多くの方々で待ち合わせ室は混雑していた。

子供のはしゃぐ声や赤ん坊の甲高い鳴き声が、痛みに響く。

そのうちに体が痛いだけではなく、メチャクチャに熱くなってきた。

体の血が熱湯のように熱せられて、駆け巡って行く。

「これはなんなんだ？」

巫女さんが「皆様お待たせいたしました。これから神殿にご案内いたします。」

1時間ごとの祈祷であるが、およそ最終回であったこともあろうが、
およそ100名くらいである。

祝詞がはじまった！体は更に痛みをまし、先ほどよりも更に体が熱くなる。

寒空なのに、汗まで出てくるが、、、。冷や汗である。

私の番が巡ってきた。