IVYポサリさん
写真
最近の日記
各月の日記
2024年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2023年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2022年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2021年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2020年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2019年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2018年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2017年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2016年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2012年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2011年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2010年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2009年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2008年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2007年| 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
IVYポサリさんの日記
2008年10月07日 17:42

北京の人たち
友人の北京便りが届きましたので載せます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
久々の北京便りを日記風に・・・

昨日(月曜)は定休日。
一点の雲もなく青空がひろがり、暑くもなく寒くもない、貴重な秋の一日を、秘書と「南羅鼓巷」(ナンルオグーシャン)に出かけた。

※注釈・・・羅の正確な字は金偏がつく

この通り、私が北京で一番好きな場所で、歩いて15分程度で通り抜け出来てしまう、南北に走っている横丁である。
また、この通りから東西には胡同(フートン)と呼ばれている何本もの路地が交差しており、一般庶民が生活しているエリアでもある。

通りの左右には、レストラン、カフェ、洋服屋、小物雑貨屋、ミニホテルなどが数は多くないけれど軒を並べている。中には「四合院」を改造したものもあって、なかなかの雰囲気。また、住人のための小汚いスーパー、自転車修理屋、肉屋などが並存している。

※注釈・・・「四合院」とは四角形の建物で中庭がある、中国の古き良き時代の建築様式。

路上のところどころで、暇なオヤジ達が片手に紙幣を握りしめてマージャン、将棋、トランプに興じていている。また、もっと暇なオヤジ達がそれを何時間も眺めている。

時間がゆったり流れている横丁。
住人も多いので、色々な店が観光地料金ではないのが、嬉しい。

昼下がり「川錦苑食屋」という四川料理屋に入る。
料理を四品とビールを注文。
「美味い!」「辛いけど美味い!!」
しかし、金を払うとき、昨年来たときと比べてかなり値上がりしていたのには驚いた。ここにも物価高の影響が押し寄せている。
二人で腹いっぱい食べて、しめて62元・・・960円!

店を出て秘書が脇の路地にある公衆トイレに行く。
その間、私は、暇なオヤジ達同様、将棋の見物客となる。もとより、ゲームに興じているオヤジ達、さらにそれを見ているオヤジ達は地元の住人。薄汚れたT-シャツが大体のコスチューム。そこへ、アルマーニに身を包んだ私が立つと、全員一瞥を浴びせかけてくるが、見物オヤジ達も含めてすぐまたゲームに興じ始める。
アルマーニなど知らないし、またこれからも知ることがないオヤジ達であることは、もちろんである。

そこへ、私の携帯が鳴る。
電話の向こうでは、秘書の悲鳴まじりの泣き声。

「まつげがなくなった!」

公衆トイレに急行したが、「女子トイレに日本人の男が乱入!」ともなると極刑は避けられない。
外から、大きな声で「どうした?大丈夫か?」と叫ぶ。どうせ日本語・・・誰にも分らない。
返事も無く、待つこと20分。

若干落ち着きを取り戻した風の秘書が出てくる。
聞けば、トイレでしゃがんでいる時に、ビューアーを使っていた。

※注釈・・・ビューアーとはまつげをクリッとカールさせる、変な形のミニハサミのような化粧道具。

しゃがむ式の和式トイレ、ビューアーでまつげをはさんでいた時になにかの拍子に身体のバランスを崩し、ビューアーに引っ張られまつげが抜けてしまったとのこと。
見てみると、確かに、右目の目じりの辺りが寒々しい。
「別に変じゃないよ」
と、慰めにもならない言葉しか発せ無い、私。

散策も急遽中止。
タクシーを拾い、王府井(銀座のような街)へ急ぐ。タクシーの中でも、彼女は鏡を見っぱなし。
「10本くらい無くなった!」・・・彼女
「4本くらいじゃない?」・・・私
会話が成立しないまま、王府井に着く。

彼女は、すぐさま化粧品屋に行き、付けまつげを買い、その足で薬屋に行きビタミンEの付け薬を買う。ビタミンEは発毛効果があるそうな???

早々に店に戻り、彼女は鏡の前で薬を塗り続ける。

私がDVDを見ていると、5分おきにやって来て・・・
「ね~少し生えてきた?」
このような時いいかげんに対応していると、国際問題になるかも知れないので、いくら馬鹿馬鹿しくても、真剣に応える。
「ちょっと黒いのが出てきたみたいだね。さすが5000年の歴史ある薬!中国万歳!!」

せっかくの定休日・・・疲れ果てた総経理
コメントが、4件あります。
コメントをつける・コメントを見るにはログインが必要です。
横浜シニアとは?
横浜シニアTOPへ
横浜シニアからのお知らせ
  • 2009/03/06
    「横浜シニア」ご入会ご希望の方は、sho.saito@star.email.ne.jp、まで、メールをお送りください。事務局加入としてご参加いただけます。