IVYポサリさんの日記 |
2012年07月08日 17:23
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竹久夢二の絶筆画
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大正浪漫の代表画家、竹久夢二。
夢二の美術館や夢二茶房などを経営している
人の話を聞いた。
夢二は晩年、ついにヨーロッパ旅行を果たし
その際、あちらでも画を描いた。そしてその画が絶筆画となった。
この画の女性は日本人ではありません、西洋人。
着物を着せて、日本髪は彼の創作かも知れません。
面長で目が大きく、たれ目。まさに彼好みです。
この画は三越などに出すと700万円と講師は言っていました。触りましたよ、ボク、ビニールで防御されていましたが。
ヨコハマにも住んだことのある夢二、洋行は夢だったらしい。夢がかない、ローザンヌで描きました。
ただ、帰国後、結核が悪化、49歳で富士見高原のサナトリウムで医師らに手厚い看護を受けながら息を引き取りました。 没後一年、品の良い女性がやってきて、病院の下働きを志願。あまりによく働くので、院長が質したところ、
夢二が最初に結婚した女性で、初期の絵のモデルであった、たまきさん。彼が親切にされた御礼がしたくてと。
死後も、深く女性たちに愛された夢二。
昔はこういう美談があったんですね。
ついでに、有名な黒猫を抱く「黒船屋」。
伊香保温泉の木暮一族経営の夢二美術館に保存され、
彼の誕生日の9月16日の前1週間、後の1週間の2週間だけ公開。講師はモナリザだって常時公開しているのにと怒っていた。同感です。
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