変人楼さんの日記 |
2011年08月03日 20:01
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悪夢の再来(5)
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病室に戻り,ここから安静時間となるのだが
鼠蹊部 大動脈に針が入ったままなので
安静時間も解らない。
夜の10時に抜いたとして、細い針でも4時間は絶対安静。となると夜中の2時くらいか?
ところが、10時になっても、0時になっても主治医が来る気配もない。
看護婦を呼ぶと「今、先生呼んでるんですが、、、」
そのうち「呼んでもつかまらないのです。
すいません。」
そこで「だったら、今夜待機しているカテーテル班に抜いてもらいたい旨伝えて下さい。」
看護師曰く「私ども主治医を差し置いて、抜くなどめっそうもない。
ごめんなさい。」とのこと。
ウーウー。段々と怒りがこみ上げてきたと同時に、尿意をもよおしてきたのである。
但し、絶対安静で尿瓶があってもできるものではない。
頭の中でクロスビーの歌がグルグルと廻っている。
「♫シビン ザ シビン♫」
ウーウー。漏れちゃう感じだけど出ないよ!
看護婦を呼ぶと
「アラ イヤダ!」と恥ずかしそうに行ってしまった。
新人の看護師だろう。ま、人前だったら、公然猥褻罪だ。
すると次の看護婦がやって来た。
事情を説明すると「失礼します。」と言うなり突然私の○○ポを手で掴むと
しごいてきたのだ。
公然だったら痴漢でなく痴女である。
「あのね。なにやってるの?何やっても出ないのよ。安静のまんまでは。」
すると看護士
「膀胱を押せば出ると思いまして。」
「あなたの押してると言うか、シゴいてるのは違うでしょうが、、、。」
「あ、す、すいません!」
我にかえったのか?
恥ずかしそうな顔をして戻って行った。
もう宇能鴻一郎の世界だ!
「ワタシ 新人の看護婦なんです。」
「性看護師 しごき三昧」
そして一睡もせずに朝を迎えたのである。
おおよそ15時間安静だ。
パリ直行便 NY直行便よりも長い、エコノミークラスよりもキツイ。
朝 10時頃、主治医が助手を怒りながらやってきた。
「すいませんでした。ごめんなさい。忘れちゃって!」
「ちょっと痛いですよ。我慢してね。」
針を抜いた途端、血の気が引いて行く。
「大丈夫ですか?動脈ですからね。
ガタッと一時的に血圧も4、50下がる
から。大丈夫。大丈夫。」
こういう鈍感な性格だから血をみても大丈夫なんだろうな。
でないと医者の職業はもたないのだろう。
9月にはまた、カテーテル検査がある。
「続性看護師 しごき三昧」
には懲り懲りだ。
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ネコに今晩は?
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