IVYポサリさんの日記 |
2017年04月30日 14:38
|
芝浦に一つ残った古ーい建物
|
芝浦には昔三業地があり、戦争で別のところへ疎開したという話であるが、しばらくは料亭や旅館的に使われた建物が何軒か残り、まあ風情のある一角でした。将棋の名人戦などもやっていたと記憶していますが、、、
唯一残った建物、ボロボロでいつか壊されちゃうんだなあと思いながら歩いていたら、なんとまだありました。
この「旧協働会館」という建物は港区の文化財となり、資料によると
『 旧協働会館は、昭和11年に芝浦花柳界の見番として建設されました。見番とは、三業組合事務所のことで、「置屋」「料亭」「待合」からなる「三業」を取りまとめ、芸者の取次ぎや遊興費の清算をする施設です。
間口10尺、奥行60尺ほどの棟の後方にL字型に30尺弱張り出した平面構成です。正面玄関には銅板葺の唐破風を付け、1階に事務所、2階に桧板敷舞台のある「百畳敷」と呼ぶ大広間を設けました。棟梁は、目黒雅叙園も手がけた酒井久五郎であり、良材をふんだんに使っていて、扉の卍崩しや、階段の手すりなどに、その技巧を見ることが出来ます。
第二次世界大戦中に花柳界が疎開し、戦後は港湾労働者の宿泊所「協働会館」として使用され、2階だけは日本舞踊の稽古場、集会のために貸し出していましたが、平成12年に閉鎖されました』
まあ、残って修理され、集会場として使用されるようで良かった。
①全景、本当に再生できるのかと言うほど傷んでいる
②内庭から
|
|
|
コメントが、1件あります。 |
|
|