IVYポサリさんの日記 |
2009年03月02日 21:09
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名優「中村又五郎さん」の葬儀に出席しました
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歌舞伎の最長老で、人間国宝の中村又五郎さんが亡くなった。池波正太郎氏がこよなく愛し、憧れた歌舞伎役者だった。
弔辞は日本俳優協会会長の中村芝翫さんで、「又五郎のお兄さん」という呼びかけ、これが歌舞伎の世界なのかなと思った。初代中村又五郎が早世し、6歳で2代目又五郎を継ぎ、先代の吉右衛門の門下に入り、名子役、名脇役として活躍。松竹だけでなく東宝にも在籍、多方面で活躍した。
ボクの記憶ではNHKのドラマで敗戦のときの、三井総領家の三井八郎衛門に扮し、執事が池の脇で「御前、この赤坂の本家屋敷も接収されることになりました、うううう」の涙言葉に対し、
「負けたんだもん、しょうがないじゃない」と振り向きざまに言った時の表情の、さっぱりした、昭和天皇にも通じるおおらかさ、凄い俳優だなと思った。超ご大家の御曹司の雰囲気がこんなにピッタリの人はいないと思ったですよ。
池波正太郎は又五郎さんを意識して「剣客商売」の秋山小兵衛 を書いたそうです。
葬儀には洋装の菊五郎氏や多くの名優が、そしてその奥様達は美人ぞろい、藤純子さんみたいな人ばかり。こちらも見ごたえがあった。
最後に
何故ボクが出席したか?
長男の喪主がボクのいた会社の2年先輩で、何年も机を並べていたから、、
歌舞伎座は三波春夫ショーで行っただけのボクをさして軽蔑しなかった珍しい人だった。
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