隈研吾氏の名前があがった時、隈氏の案に決定だなとと思った。
隈氏は優秀な建築家だが、先人たちが切り込んだ手法をうまくとり混ぜて作るのが上手。
ちなみに木造のスポーツ施設は
伊藤豊雄氏が1997年に秋田県の木材活性化のために
「大館樹海ドーム」+という木造ドームを建てている。
http://www.kaguraoka.info/report/man/man4.html
伊藤豊雄氏は常に新しさを求めてきた。施主との軋轢も多かったろう。
一方、一度仕事をした人で隈氏を悪く言う人はいない。
それは途中からの施主の変更要求をいやな顔をせずこなしてしまう。だから今回も彼ならもめずに大丈夫と組織委員会も判断したのだろう。
新歌舞伎座も彼の最初の案が、世間で評判が悪く、松竹が変更を求めるとあっさり撤回。
壁面緑化も世間で好評になってから、これだとどんどん手掛け始める。
つまり、伊藤豊雄氏は世間の1歩先を。
隈氏は世間の半歩先を。
ちなみに緑化は非常に難しい。南側の日光の当たりすぎは実は植物を痛める。北側の方がやりやすいそうだが、これも微妙。
カレッタシオドメの壁面緑化は未だにスカスカ。
一年間同じ気象条件を作って、そのうえでこれなら大丈夫と植栽したのだが。新国立競技場がこのようになって欲しくない。
隈氏は大倉山生まれ、応援したいのだが、、
こうなったらうまくいく事を願おう。