IVYポサリさんの日記 |
2013年11月05日 13:50
|
戦争中、横浜港でドイツ船、謎の爆発!
|
昭和17年11月、横浜港は新港埠頭にドイツ船3隻、日本船1隻が停泊。
ドイツ船の中に「仮装巡洋艦」というのがあって、つまり、商船の振りして、敵の船に近づき、デッキの下から大砲が出て、轟沈させちゃうという怖い船。
その船を含めて、ドイツ船が突然の爆発につぐ爆発。倉庫も吹っ飛ぶすごさ。100人以上の犠牲者が。日本政府と軍はすぐにかん口令を敷いて、歴史の闇に追いやろうとした。そして人づてにスパイ暗躍説が拡がる。ちょうどゾルゲ事件の頃。
50年後、それを追いかける神奈川新聞の記者。
彼が当時を知る証言を求め歩く、登場してくる人たちに、青木小、栗田谷小、横浜二中など、馴染みの学校がいっぱい出てくる。
三ツ沢にアメリカ人捕虜収容所があり、苦役に出る彼らもスパイと疑われる。
生き残ったドイツ海軍の人たちは、箱根の芦之湯に疎開、ついに終戦、そしてマッカーサーの許しが出るまで、故国に帰れなかった。
そして山手外人墓地と根岸外人墓地に残る二つのドイツ軍人慰霊碑の謎。
いくつかの謎を追い、遂に真実を探り当てた記者。
本のタイトルは
「横浜港ドイツ軍艦燃ゆ」(石川美邦著、木馬書館)
最初はとっつきにくかったけれど、途中から俄然おもしろく、、、。
このようなことがあったとは全く知らなかった。
神奈川新聞と記者に敬意の敬礼!!
|
|
|
コメントが、2件あります。 |
|
|