IVYポサリさんの日記 |
2013年08月02日 17:32
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石原慎太郎映画を見る
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映画は「太陽の季節」と「狂った果実」
公開された頃、僕らは小学校高学年か中学生だったんじゃないかな。
東千代の介や、西部劇に夢中だったような気がする。それと、日活映画は子どもは見ちゃダメ、と言われたような気も。
「太陽の季節」も「狂った果実」も小説を読んでいない。うんだば映画でごまかそう。
「太陽の季節」裕次郎が脇役での初出演。慎太郎も一瞬出ていたらしい。
有名な障子を破る云々、映画ではどう処理するのかなと期待していたら、そのシーンは無かった。
そもそも、障子を破るシーンは慎太郎が最初ではなく、武田泰淳の『異形の者』の真似だそうだ。気鋭の文学者の方が教えてくれた。
「狂った果実」は慎太郎がオール読み物に書いた短編。
この映画は、なかなかでしたね。裕次郎の初主演だけれど、彼は屈折した悪い兄貴、弟は純粋な津川正彦。
弟の純愛の相手、北原三枝を奪っちゃう。復讐に燃えた弟が、ヨットで遠出した二人にモーターボートで追いつき、復讐する。このシーンが俊逸。
フランスのヌーベルバーグにも影響を与えた。
ヨット、モーターボート、葉山の豪邸、鎌倉駅、逗子駅、江ノ島、湘南満載にプラス、山下公園の真ん前にあったナイトクラブ「ブルースカイ」が出て来た。
これには感激。
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