IVYポサリさんの日記 |
2012年08月26日 16:54
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リリー・フランキー「東京タワー」
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「リリーフランキーの東京タワーは読みました?」
「いえ、TVドラマで一回だけみたような」
「村上春樹もいいけれど、東京タワー研究家を自称しているなら、読まなきゃだめじゃないですか」
「ハイ、分りました」
こうして、読みました。(すでに読んだ人はごめんなさい)
九州の筑豊(時々小倉)で育った主人公と無類の世話好きで明るいオカン、時々登場のラブホやトルコの建物を建てているヤクザチックなオトン。
最後はオカンが東京タワーのふもとの病院(済生会中央病院)で死んで話が終わる。病室から手鏡で東京タワーを見るオカン、「きれいだねえ」と。病院の廊下などから絶望的に東京タワーを見る主人公。
この病院は義父、義妹、カミサンも入院したので、ちょっと身につまされた。タワーも昼は電波塔だが夜は確かに美しい塔に変身する。
オカンが一度だけ主人公に怒った言葉
「オトコは金の事でグチャグチャ言ったらいけん」
(ボクも時々失敗する)
オカンが亡くなったあと、親戚の一人が
「母親を亡くしてオトコは一人前になるんだ」
グサッときました、僕の場合母67歳。
小説では母70歳、今は長寿社会でなかなかこの言葉は通用しないかな。
40年近く東京タワーの麓で暮らしていますので、別の読み方となりました。
①アマゾンで買った本
②昭和の時代のイルミネーション(平成から変わる)
③最近のライトアップ
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